宇宙関連5社を比較|上場半年・1年・2年後の株価と業績、上場前の参考評価額

企業の決算を、読み解く。決算情報サーチ

国内の宇宙関連企業5社を、上場から6か月・1年・2年後の株価、直近3期の業績、上場前の最終資金調達時の参考評価額で比較しました。宇宙ビジネスへの期待が株価に表れやすい一方、売上の拡大、開発投資、政府支援はそれぞれ別に読む必要があります。

本記事は、当サイトが公開資料を独自に収集・分析したものです。情報の正確性・完全性は保証しかねます。決算期、会計基準、補助金の扱いなどが各社で異なります。投資判断に際しては、必ず各社の最新の公式開示をご確認ください。

資料確認日:2026年10月5日。業績は同日までに公表された最新の通期決算を使用し、四半期・予想値を混ぜていません。株価は各社の上場後の指定時点を比べており、現在株価の比較ではありません。

比較対象:国内の宇宙専業・主力企業5社

企業/コード 主な事業 最初の
上場日
公募価格 公募時価総額
(億円)
初値価格 初値時価総額
(億円)
ispace
9348
月面輸送・月面探査 2023/04/12 254円 204.27 1,000円 804.21
QPS研究所/QPS HD
5595→464A
小型SAR衛星・観測データ 2023/12/06 390円 136.50 860円 301.00
アストロスケールHD
186A
軌道上サービス・デブリ除去 2024/06/05 850円 960.74 1,281円 1,447.89
Synspective
290A
小型SAR衛星・データ解析 2024/12/19 480円 519.60 736円 796.71
アクセルスペースHD
402A
小型衛星の開発・運用・画像データ 2025/08/13 375円 240.19 751円 481.02

表は横にスクロールできます。公募時価総額=公募価格 × 上場時発行済株式数、初値時価総額=初値価格 × 同じ株式数で計算しています。上場時の公募増資は含み、その後のオーバーアロットメントに伴う第三者割当増資や新株予約権行使は含めていません。いずれも完全希薄化後の時価総額ではありません。ispaceの初値形成日は上場翌日の2023年4月13日、ほかの4社は上場当日です。

上場時株式数の計算根拠・出典
  • ispace:原本で確認した80,420,620株。
  • QPS研究所/QPS HD:原本で確認した35,000,100株。訂正後の公募8,918,600株(国内・海外合計)を上場前26,081,500株に加算。
  • アストロスケールHD:原本で確認した113,028,400株。
  • Synspective:原本で確認した108,249,150株。
  • アクセルスペースHD:原本で確認した64,050,900株。

初値の補足出典:EY(ispace・QPS・アストロスケール)、東京IPO(Synspective)、東京IPO(アクセルスペース)。

QPSは2023年12月のQPS研究所のIPOを起点とします。2025年12月1日にQPSホールディングスへ移行し、旧会社1株に新会社1株が割り当てられたため、2年後の株価は464Aを使って接続しています。株式移転の割当条件(決算短信本文14頁)、新会社の上場承認公告。

上場から6か月・1年・2年後の株価

基本の比較は公募価格を起点にしています。上場後の市場で買う場合とは結果が異なるため、公募価格ベースの騰落率を「上場後に誰もが得られたリターン」とは解釈しないでください。終値は上場日から暦で6・12・24か月後、休場日の場合は直前の取引日です。配当・税・売買手数料は含みません。

公募価格を100とした宇宙関連5社の上場後株価比較
画像を押すと拡大表示できます。決算情報サーチ作成/元データと集計条件は本文の表・出典を参照。
企業 公募価格 6か月後:終値/騰落率 1年後:終値/騰落率 2年後:終値/騰落率
ispace 254円 888円
+249.6%
2023/10/12
815円
+220.9%
2024/04/12
721円
+183.9%
2025/04/11
QPS研究所/QPS HD 390円 2,452円
+528.7%
2024/06/06
1,293円
+231.5%
2024/12/06
1,818円
+366.2%
2025/12/05
アストロスケールHD 850円 744円
-12.5%
2024/12/05
710円
-16.5%
2025/06/05
2,090円
+145.9%
2026/06/05
Synspective 480円 955円
+99.0%
2025/06/19
1,245円
+159.4%
2025/12/19
未到達(2026/12/19)
アクセルスペースHD 375円 510円
+36.0%
2026/02/13
539円
+43.7%
2026/08/13
未到達(2027/08/13)

公募価格ベースでは、QPSは半年後に約6.3倍、2年後も約4.7倍。ispaceは2年後に約2.8倍です。一方、アストロスケールは半年・1年時点で公募価格を下回り、2年時点で約2.5倍となりました。Synspectiveとアクセルスペースは、まだ2年後の比較時点に到達していません。上場時期が異なるため、同じ相場環境での成績比較ではありません。

公募価格と初値では、見え方が変わる

初値を基準にすると、ispaceの2年後721円は初値1,000円に対して27.9%下落、QPSの2年後1,818円は初値860円に対して111.4%上昇、アストロスケールの2年後2,090円は初値1,281円に対して63.2%上昇です。公募価格からの伸びだけで評価すると、上場直後の値上がりを含む点に注意が必要です。ispaceの初値成立は上場翌日の2023年4月13日です。

初値の補足出典:EY「宇宙スタートアップ3社のIPOに関する比較分析」。初値は取引開始時の価格であり、初日の終値ではありません。

業績推移:売上の拡大と利益は別に読む

宇宙関連5社の直近3期売上高の線グラフ
画像を押すと拡大表示できます。決算情報サーチ作成/元データと集計条件は本文の表・出典を参照。
宇宙関連5社の直近3期純損益の線グラフ
画像を押すと拡大表示できます。決算情報サーチ作成/元データと集計条件は本文の表・出典を参照。

単位は億円。日本基準は売上高、アストロスケールのIFRSは売上収益です。純利益は親会社株主・所有者に帰属する損益を基本とし、QPSの2024・2025年5月期は旧会社の単体純損益、2026年5月期はHD連結の12か月実績を接続しています。Synspectiveは2023~2025年12月期、ほか4社は2024~2026年の各決算期です。

企業 2期前(売上/純損益) 前期(売上/純損益) 最新通期(売上/純損益) 最新営業損益
ispace 2024/03期
売上 23.57
純損益 -23.66
2025/03期
売上 47.43
純損益 -119.45
2026/03期
売上 33.07
純損益 -81.52
-115.80
QPS研究所/QPS HD 2024/05期
売上 16.53
純損益 -4.27
2025/05期
売上 26.81
純損益 -18.48
2026/05期
売上 38.03
純損益 11.52
-8.33
アストロスケールHD 2024/04期
売上 28.53
純損益 -91.81
2025/04期
売上 24.57
純損益 -215.52
2026/04期
売上 59.41
純損益 -71.15
-99.75
Synspective 2023/12期
売上 13.86
純損益 -15.20
2024/12期
売上 23.16
純損益 -35.92
2025/12期
売上 23.76
純損益 -3.71
-41.37
アクセルスペースHD 2024/05期
売上 21.10
純損益 -31.74
2025/05期
売上 15.86
純損益 -19.50
2026/05期
売上 25.08
純損益 -40.57
-38.22

補助金を含む指標を、売上高と混同しない

企業/最新期 売上高・売上収益 補足指標・その他収益 読み方
ispace/2026年3月 33.07億円 プロジェクト収益 58.90億円 売上高と政府補助金収入を合算した独自指標
QPS/2026年5月 38.03億円 事業収益 63.12億円 売上高+補助金等(共同研究収入を含む営業外収益)
アストロスケール/2026年4月 59.41億円 その他の収益に政府補助金 62.02億円 IFRSで営業損益に含まれる。売上収益とは別項目
Synspective/2025年12月 23.76億円 総収入 61.40億円 売上高と政府補助金収入を合算した独自指標
アクセルスペース/2026年5月 25.08億円 総収入 29.95億円 売上高と補助金収入を合算した独自指標

これらは同じ定義の指標ではありません。日本基準各社では補助金等が営業外収益に入る一方、アストロスケールではIFRSのその他の収益として営業損益に含まれます。「純利益が改善した」ことと「売上から営業利益が出るようになった」ことは区別して読む必要があります。将来の補助金採択額・受注残も、その期に計上された売上とは別です。

各社の決算をどう読むか

ispace:純損失は縮小したが、売上減少と営業赤字は続く

2026年3月期の売上高は33.07億円で前期比30.3%減。営業損失は115.80億円へ拡大しましたが、純損失は119.45億円から81.52億円へ縮小しました。政府補助金を含むプロジェクト収益は58.90億円へ増えており、売上高だけと独自指標では方向が異なります。月面輸送は開発・ミッション進捗の影響を受けるため、株価の節目と通期損益を単純に結び付けるのは難しい状況です。2026年3月期決算短信。

QPS:売上は拡大、純黒字化と営業赤字の両方を見る

売上高は16.53億円、26.81億円、38.03億円と拡大しました。2026年5月期の純利益は11.52億円ですが、営業損益は8.33億円の赤字です。画像データ提供の伸びに加え、宇宙戦略基金による補助金17.23億円、共同研究収入7.12億円などが営業外収益に計上されています。衛星の増加に伴う減価償却費なども増えており、今後は売上の成長に加えて営業損益の改善を確認したい企業です。2026年5月期説明資料5~6頁。

アストロスケール:売上回復と損失縮小、会計上の要因も確認

2026年4月期の売上収益は59.41億円となり、前期の24.57億円から回復。純損失も215.52億円から71.15億円へ縮小しました。ただし、政府補助金がその他の収益として営業損益に含まれることや、LEXI-P開発費の資産計上等の影響があります。純損益の改善だけから事業の採算が確立したと判断せず、案件の進捗、費用計上と資産計上、支援収入を併せて確認する必要があります。2026年4月期有価証券報告書。

Synspective:売上は横ばいに近く、補助金が損益を下支え

2025年12月期の売上高は23.76億円で前期比2.6%増。一方、政府補助金を含む総収入は61.40億円へ拡大しました。営業損失は41.37億円ですが、純損失は3.71億円まで縮小しています。補助金による開発支援と、顧客向け売上の成長は別々に評価するのが適切です。上場1年後の株価は公募価格を大きく上回りますが、それだけで持続的な営業黒字化を示すものではありません。2025年12月期決算短信。

アクセルスペース:増収に転じる一方、開発投資の負担が残る

売上高は2025年5月期の15.86億円から2026年5月期に25.08億円へ増加しました。ただし、2024年5月期の21.10億円から見ると毎年一直線に伸びたわけではありません。営業損失は38.22億円、純損失は40.57億円へ拡大しています。衛星開発・運用の規模拡大が、どの時期に継続的な売上と採算に結び付くかが注目点です。株価は指定した半年・1年時点の比較であり、現在の水準を示していません。2026年5月期決算短信。

目論見書から調べた、上場前の最終資金調達時の参考評価額

重要:上場前の金額は、目論見書・新規公開時の届出書から当サイトが計算した「参考評価額」です。
会社が公表した正式な時価総額や、完全希薄化後の評価額を示すものではありません。最終資金調達の優先株式の発行価額を普通株式を含む全種類の発行済株式に適用した単純推計で、株式ごとの権利差は調整していません。上場後との比較も、この仮定に基づく参考比較です。

各社の新規公開時の届出書にある「発行済株式総数、資本金等の推移」と第三者割当等の注記から、上場前の最後の外部投資家向け有償増資を抽出しました。IPO募集、従業員向け新株予約権の行使、株式の転換・分割は資金調達ラウンドから除いています。

計算式:当該ラウンドの1株当たり発行価額 × 払込直後の発行済株式数(普通株式と全種類の優先株式の合計)。ストックオプションを含まない、発行済ベースのポストマネー参考値です。未上場企業の「市場の時価総額」が観測できるわけではありません。

企業/最終払込日 発行した種類 当時の1株発行価額 増資直後の発行済株式数 参考評価額
ispace
2021/10/22
C種優先 24,071円 2,694,305株 648.55億円
QPS研究所/QPS HD
2023/02/28
B種優先 70,000円 260,815株 182.57億円
アストロスケールHD
2023/10/06
G種優先 1,250円 90,848,200株 1,135.60億円
Synspective
2024/06/10
D種優先 78,000円 568,301株 443.27億円
アクセルスペースHD
2023/12/29
D種優先 113,699円 216,950株 246.67億円

優先株式と普通株式では、残余財産の分配などの権利が異なります。最新ラウンドの発行価額を全種類の株式に適用する単純推計であり、会社が公表した正式な評価額や完全希薄化後評価額とは限りません。特にSynspectiveは後の普通株式への転換でC1種・D種が1株につき1.05株となっています。この表は転換前の株数・発行価額を用いた参考計算です。株式分割前の数値で計算しており、IPO価格との1株単価の直接比較はできません。

この参考計算では、アストロスケールが約1,136億円、ispaceが約649億円、Synspectiveが約443億円、アクセルスペースが約247億円、QPSが約183億円となります。資金調達日、株式の権利、事業段階が異なるため、割安・割高の順位には使えません。未上場時の期待の大きさを振り返る補助材料として読むのが適切です。

評価額の計算に使った原本と株数内訳

  • ispace:新規公開時届出書(本文93~94頁、181頁)。株数内訳:普通1,008,363+A1種904,556+A2種344,573+B種205,564+C種231,249=2,694,305株。
  • QPS研究所/QPS HD:新規公開時届出書(本文50~52頁、113頁)。株数内訳:普通80,000+A種96,507+B種84,308=260,815株。
  • アストロスケールHD:新規公開時届出書(PDF136頁、220頁、271頁)。株数内訳:普通30,884,900+A種5,390,000+B種9,179,100+C種7,471,500+D種13,876,400+E種5,956,500+F種10,063,400+G種8,026,400=90,848,200株。
  • Synspective:新規公開時届出書(本文65~68頁、162~163頁)。株数内訳:普通100,000+A種86,200+B種160,558+C1種131,794+D種89,749=568,301株。
  • アクセルスペースHD:新規公開時届出書(本文87~88頁、189頁)。株数内訳:普通49,500+A種30,338+B種36,371+C種35,467+C2種10,387+D種54,887=216,950株。

上場後の最高・最低時価総額と、上場前参考評価額との比較

集計対象は各社の上場から2026年10月2日までです。最高・最低は日中の高値・安値を用いた概算レンジで、終値ベースの最高・最低とは異なります。直近欄は10月2日の終値ベースの時価総額です。単位は億円、表示は小数第1位に丸めています。

IRBANKの決算期別高安時価総額と全期間の月次・日次株価を照合しました。直近期間の最高値などは該当時期の決算短信・有価証券報告書の発行済株式数を使って計算しています。株数は日々の新株予約権行使まで完全に復元したものではないため、厳密な日次時価総額の最高・最低を保証する数値ではありません。現在の株数を過去の全株価に一律適用する計算は行っていません。QPSは旧QPS研究所からQPS HDへの1対1の株式移転を接続しています。

企業 上場後の最高
(概算・日中高値)
上場後の最低
(概算・日中安値)
直近時価総額
(10/2終値)
ispace 1,908.4
2023/04/19
400.6
2024/08/05
588.2
QPS研究所/QPS HD 2,505.3
2026/05/29
225.1
2023/12/07
912.2
アストロスケールHD 4,097.6
2026/05/27
597.3
2024/08/05
1,694.1
Synspective 2,822.2
2026/05/27
486.0
2025/01/20
1,897.0
アクセルスペースHD 730.8
2025/08/20
211.3
2026/10/02
213.9

上場前の参考値を、上場後は上回ったのか

比較の分母は、上の目論見書等から計算した参考評価額です。未上場時の正式な市場時価総額を示すものではありません。

企業 上場前の
参考評価額(億円)
最高/参考値 最低/参考値 直近/参考値
ispace 648.5 2.94倍
参考値を上回る
0.62倍
参考値を下回る
0.91倍
参考値を下回る
QPS研究所/QPS HD 182.6 13.72倍
参考値を上回る
1.23倍
参考値を上回る
5.00倍
参考値を上回る
アストロスケールHD 1,135.6 3.61倍
参考値を上回る
0.53倍
参考値を下回る
1.49倍
参考値を上回る
Synspective 443.3 6.37倍
参考値を上回る
1.10倍
参考値を上回る
4.28倍
参考値を上回る
アクセルスペースHD 246.7 2.96倍
参考値を上回る
0.86倍
参考値を下回る
0.87倍
参考値を下回る

上場時点に限ると、公募価格ベースの時価総額が上場前参考値を上回るのはSynspectiveで、残る4社は下回ります。一方、初値ベースでは5社すべてが参考値を上回ります。公募価格・初値・上場後最高・直近という評価時点を区別して見ることが大切です。

一度でも上回ったかという問いには、今回の概算では5社すべてが「上回った」となります。最高値はQPSが参考評価額の約13.72倍、Synspectiveが約6.37倍、アストロスケールが約3.61倍、アクセルスペースが約2.96倍、ispaceが約2.94倍です。

ただし、直近でも上回っているかは別の結果になります。10月2日終値ではQPSが約5.00倍、Synspectiveが約4.28倍、アストロスケールが約1.49倍で参考値を上回ります。一方、ispaceは約0.91倍、アクセルスペースは約0.87倍で下回ります。最低値の概算では、QPSとSynspectiveは参考値より上、ほかの3社は参考値より下でした。

この倍率は企業全体の株式評価額の比較であり、上場前投資家の投資リターンや、同じ1株の値上がり率ではありません。上場時・上場後の増資で株式数と手元資金が増えるため、時価総額の拡大には株価上昇と資金調達の両方が含まれます。優先株式の権利、普通株式への転換比率、希薄化や配当なども投資家ごとの損益を左右します。

高安レンジの算定根拠

  • ispace:決算期別高安値を採用。最高約1,908.4億円、最低約400.6億円。
  • QPS:最高値は4,485円 × 55,860,500株(2026年5月末)=約2,505.3億円。最低は旧QPS研究所の決算期別値約225.1億円。
  • アストロスケール:最高値は3,015円 × 135,905,600株(2026年4月末)=約4,097.6億円。6月の新株発行を5月の計算に遡及させていません。最低は決算期別値約597.3億円。
  • Synspective:最高値は2,140円 × 131,879,450株(2026年3月末)=約2,822.2億円。最低は決算期別値約486.0億円。
  • アクセルスペース:最高は決算期別値約730.8億円。最低値は317円 × 66,640,600株(2026年5月末)=約211.3億円。

追加出典:IRBANKの時価総額・株価履歴(ispace、旧QPS研究所、QPS HD、アストロスケール、Synspective、アクセルスペース)。株数は本記事の各社決算原本、およびSynspective 2026年12月期第1四半期決算短信を参照。

比較から見えること

今回の5社では、増収と営業黒字化は同時に進んでいません。QPSのように売上が伸びて純黒字化しても営業赤字が残る企業や、Synspectiveのように補助金が純損益を下支えする企業があります。アストロスケールは売上回復と損失縮小が目立ちますが、会計基準と開発費の扱いも確認が必要です。

株価についても、公募価格と初値のどちらを起点にするかで評価が変わります。また、増資による発行済株式数の変化を含む時価総額と、今回比較した1株当たり株価の伸びは同じではありません。今後の比較では、顧客向けの売上、営業損益、開発投資と支援収入、資金調達による希薄化を一緒に追うと、期待と実績の変化を把握しやすくなります。

出典・集計条件

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